月別アーカイブ: 2025年6月

日本写真家協会 日本写真保存センター 写真展

「写真フィルムからよみがえる原爆の記録と記憶」

間: 2025 7 31 日(木)~8 20 日(水)

午前 1000~午後 600 (入場無料) 最終日 午後 300 まで 日曜休館

* 8 7 日(木)~8 13 日(水)は夏季休館

場:アイデムフォトギャラリー 「シリウス」 (東京メトロ丸ノ内線新宿御苑前駅そば)

日本写真保存センターでは、文化庁委託事業「文化関係資料のアーカイブの構築に関する調査研究」として、文化財や建物・風景、暮らしや日常、地域文化など貴重な映像が記録された写真原板(写真フィルム)の収集・保存・利活用等に関する調査研究を行ってきました。

今回、これまで収集してきた写真原板の利活用の一環として、原爆が投下されて 80 年の節目に、写真原板の保存意義と原爆写真による被爆の記録継承をテーマとした写真展を開催します。日本写真保存センターの活動や、写真原板を保存・活用することの重要性を伝えるとともに、日本写真保存センターで保管・管理している約37万点の写真原板のうち原爆関連写真約 300 点からセレクトし、山端庸介氏、林重男氏、松重美人氏、岸田貢宜氏、深田敏夫氏、吉田潤氏の作品約 50 点を展示します。

写真原板から作製したプリントの他に、撮影者の足跡をたどることのできるコンタクトプリントや、横方向に連続して撮影された原板から作製したパノラマ写真等を展示して、原板が適切に保存されている事によって知ることができる当時の記録をご覧ください。特に、山端庸介氏が長崎に原爆が投下された翌日 1945 年 8 月 10 日に撮影した約 100 コマの写真については、フィルムのカブリや汚損なども含めてそのままの状態でのコンタクトプリントをご覧いただけます。

日本写真保存センターの活動により、写真原板を後世に伝えることが歴史伝承の重要な手段であること、原板保存の大切さを考えて頂くきっかけになればと願っております。

日本写真家協会 日本写真保存センター 講演会

「写真フィルムからよみがえる原爆の記録と記憶」開催記念講演会

講演会1 『写真原板が社会に与えた影響について、写真史・博物館それぞれの視点』

日時:2025年8月2日(土)、 10時00分 開場 10時30分 開始 – 12時45分 終了

会場:東京都写真美術館 1Fホール(JR、東京メトロ日比谷線、恵比寿駅下車)

概要:写真の黎明期から現代に至るまで、写真原板は社会の記録、文化の伝承、そして芸術表現の基盤として重要な役割を果たしてきました。本講演会では、近代から続く写真報道に詳しい写真史研究家で学術博士の白山眞理氏と、博物館における写真資料の保存・活用を専門とする田良島哲氏が、それぞれの視点により写真とその原板が社会に与えた影響について踏み込みます。

申込:応募フォームhttps://business.form-mailer.jp/fms/d1e61d97294575 180名先着順

費用:無料

 

講演会2 『写真家・土田ヒロミが50年間向き合い続けた「ヒロシマ」』

日時:2025年8月9日(土)、10時00分 開場 10時20分 開始 – 11時50分 終了

会場:東京都写真美術館 1Fホール(JR、東京メトロ日比谷線、恵比寿駅下車)

概要:土田ヒロミ氏が1970 年代から撮影を続ける「ヒロシマ三部作(人・風景・物)」。被爆80 年の今年、これまでの集大成として、プロジェクトの起点から現在までを語ります。

申込:応募フォームhttps://business.form-mailer.jp/fms/cf4f2863294578 180名先着順

費用:無料