カテゴリー別アーカイブ: お知らせ / 告知

セミナーのお知らせや新たな出版物のお知らせなど

2026年度秋季セミナーのご案内

「写真原板や写真プリントを活用した時代考証」

日本写真保存センターは、先人が記録した貴重な歴史的・文化的資産である「写真原板(フィルム・ガラス乾板等)」を散逸や劣化から守り、デジタルアーカイブ化を通して社会へ還元・利活用することを目的として活動しています。写真原板やプリントは、当時の世相や人々の営みを精密に伝える「一次史料」であり、現代のメディア表現や学術研究におけるリアリティと信頼性を担保する重要文化財です。
近年、テレビ番組や映画、出版物などの歴史コンテンツにおいて時代表現の正確性が強く求められる中、当センターが保存・管理する写真資料の社会的役割は益々高まっています。
本セミナーでは、報道写真家・ノンフィクション作家であり、NHK連続テレビ小説『あんぱん』の戦時考証をはじめ数多くの映像・歴史作品の監修を手掛ける神立尚紀氏を講師にお迎えします。長年の取材や史料検証に基づく豊富な知見を通じ、写真資料から正確な歴史事実を読み解いて現代の表現へ昇華させる実践的手法を学びます。歴史の「生きた証言者」である写真をアーカイブし、未来へ活用していくことの今日的な意義を深く探ります。

〇講師:神立尚紀氏(写真家・ノンフィクション作家)
〇日時:2026年10月20日(火)14:00~16:00(13:30受付開始)
〇会場:JCIIビル6階会議室(東京都千代田区一番町25)*オンライン配信あり
〇定員:60名(先着順、満席の場合のみご連絡します)
〇参加費:無料
〇申し込み方法:JPSホームページの申込フォーム、または下記URLよりお申し込みください。
https://forms.gle/dY1PCcZymq6JFYsw5

神立尚紀氏(撮影:講談社写真部)

写真原板データベースに公開データを追加しました

日本写真保存センターが公開している「写真原板データベース」に、2,178件のコマ情報を追加しました。241の写真家および団体の、35,199コマ の写真原板情報を検索・閲覧いただけます。

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2025年度セミナーのご案内

日本写真保存センター委員会は、写真原板の収集・整理・保存を目的とする機関として、現在ご活躍されている写真家、写真愛好家の方々を対象としたセミナー「押入れのフィルム大丈夫ですか?『あなたのネガの整理法』」を開催いたします。

近年、デジタル化が進む一方で、写真の“原点”であるネガやポジといった写真原板の重要性が再認識されています。しかし、その適切な整理・保存方法については、多くの写真家が悩みを抱えています。

本セミナーでは、長年にわたり当センターの活動を担当してきた会員の寺師氏が講師を務め、日本写真保存センターが実践する整理項目を参考に、写真家ご自身の「財産」であるネガを未来へ確実に継承するためのノウハウを、具体事例を交えて分かりやすく説明いたします。

セミナーでは、ネガフォルダーへの適切な記載事項といった整理の基本から、整理に不可欠な資料の選定、写真の真実性を担保する原板の重要性について解説します。また、劣化を防ぎ長期保存に適した資材の紹介を行い、会場ではフォト.ギャラリー.インターナショナル様のご協力による保存資材の展示も実施いたします。

写真家ご自身のアーカイブ活動を促進し、貴重な作品群を後世に伝えるための実践的な一歩となることを願っております。


●日 時:2026年1月27日(火) 14:00~16:30 (13:30~受付開始)

●場 所:JCIIビル 6F会議室 (千代田区一番町25番地 JCIIビル6階)

●募集要項

・定員80名(先着順、満席の場合のみご連絡します)
※JPSの正会員、名誉会員、賛助会員の方は、オンラインでの参加も選択いただけます。

・参加費 JPS会員は無料 一般は500円

・申込先 申し込みフォーム

●講 師:日本写真家協会(JPS)会員 寺師太郎

●資材展示:PGI

寺師 太郎 プロフィール

TOPPAN株式会社 シニアアドバイザー

1992年日本大学芸術学部写真学科卒業。ポスター、カタログ、カレンダーの撮影を手掛け、2000年より北米先住民族の岩絵の調査を行う。2011年より、国内外の国宝重文等の文化財デジタルアーカイブ実施。共著に『ロックアート-神話そしてイマジネーション』(フィルムアート社 2002)。越後妻有トリエンナーレ参加(2003)。全国カレンダー展文部科学大臣賞(2005)、全国カレンダー展国立印刷局理事長賞(2006)、Japan POP Festival金賞(2008)、全国カレンダー展銀賞(2025)。

日本写真家協会正会員
写真保存センター委員会委員長
アート・ドキュメンテーション学会幹事

写真原板データベースに公開データを追加しました

日本写真保存センターが公開している「写真原板データベース」に、217件のコマ情報を追加しました。240の写真家および団体の、33,021コマ の写真原板情報を検索・閲覧いただけます。

写真原板データベースを閲覧する

写真原板データベースに公開データを追加しました

日本写真保存センターが公開している「写真原板データベース」に、8350件のコマ情報を追加しました。240の写真家および団体の、32,804コマ の写真原板情報を検索・閲覧いただけます。

写真原板データベースを閲覧する

写真展「写真フィルムからよみがえる原爆の記録と記憶」のVRパノラマを公開

2025年7月31日~2025年8月20日にアイデムフォトギャラリー「シリウス」(東京都新宿区)で開催致しました日本写真保存センター主催の写真展「写真フィルムからよみがえる原爆の記録と記憶」のVRパノラマを公開しました。以下のURLにアクセスしてご覧ください。

https://www.jps.gr.jp/contents/hozon/hozon.html

日本写真家協会 日本写真保存センター 写真展

「写真フィルムからよみがえる原爆の記録と記憶」

撮影:吉田潤
所蔵:日本写真保存センター

間: 2025 7 31 日(木)~8 20 日(水)

午前 1000~午後 600 (入場無料) 最終日 午後 300 まで 日曜休館

* 8 7 日(木)~8 13 日(水)は夏季休館

場:アイデムフォトギャラリー 「シリウス」 (東京メトロ丸ノ内線新宿御苑前駅そば)

日本写真保存センターでは、文化庁委託事業「文化関係資料のアーカイブの構築に関する調査研究」として、文化財や建物・風景、暮らしや日常、地域文化など貴重な映像が記録された写真原板(写真フィルム)の収集・保存・利活用等に関する調査研究を行ってきました。

今回、これまで収集してきた写真原板の利活用の一環として、原爆が投下されて 80 年の節目に、写真原板の保存意義と原爆写真による被爆の記録継承をテーマとした写真展を開催します。日本写真保存センターの活動や、写真原板を保存・活用することの重要性を伝えるとともに、日本写真保存センターで保管・管理している約37万点の写真原板のうち原爆関連写真約 300 点からセレクトし、山端庸介氏、林重男氏、松重美人氏、岸田貢宜氏、深田敏夫氏、吉田潤氏の作品約 50 点を展示します。

写真原板から作製したプリントの他に、撮影者の足跡をたどることのできるコンタクトプリントや、横方向に連続して撮影された原板から作製したパノラマ写真等を展示して、原板が適切に保存されている事によって知ることができる当時の記録をご覧ください。特に、山端庸介氏が長崎に原爆が投下された翌日 1945 年 8 月 10 日に撮影した約 100 コマの写真については、フィルムのカブリや汚損なども含めてそのままの状態でのコンタクトプリントをご覧いただけます。

日本写真保存センターの活動により、写真原板を後世に伝えることが歴史伝承の重要な手段であること、原板保存の大切さを考えて頂くきっかけになればと願っております。