この度、公益社団法人日本写真家協会 日本写真保存センターでは、収集、調査した写真原板のうち、20の写真家および団体、約3,700コマ の写真原板画像を検索・閲覧いただける「写真原板データベース」を公開致しました。
写真原板データベースは、死蔵されている写真原板を、出版、展示、研究活動など、様々な利活用へと結び付ける事を目指しています。
時代を様々な切り口で写し取った生の写真原板画像を、どうぞご覧ください。
リンク:写真原板データベースについて
この度、公益社団法人日本写真家協会 日本写真保存センターでは、収集、調査した写真原板のうち、20の写真家および団体、約3,700コマ の写真原板画像を検索・閲覧いただける「写真原板データベース」を公開致しました。
写真原板データベースは、死蔵されている写真原板を、出版、展示、研究活動など、様々な利活用へと結び付ける事を目指しています。
時代を様々な切り口で写し取った生の写真原板画像を、どうぞご覧ください。
リンク:写真原板データベースについて
11月17日(木)日本写真保存センターでは、収集した写真原板のうち、調査が完了したものを
淵野辺にある相模原フィルムセンターに収蔵しました。
今回は10回目の収蔵で、内訳は以下の通りです。
写真原板収蔵本数:2,767本
内訳
写真家 朝倉隆 1,595本
旧写真協会 774本
木村伊兵衛 193本
野水正朔 205本
次回の写真原板収蔵は2017年3月を予定しています。
渡辺義雄 撮影:木村惠一
故名誉会長渡辺義雄( わたなべ・よしお)氏のご遺族から、公益社団法人日本写真家協会に写真原板並びに作品の寄贈の申し入れがあり、日本写真保存センターが収集、保存することを決めました。
写真原板は「伊勢神宮」「旧帝国ホテル」「迎賓館」「新宮殿」などと「イタリア」「モスクワ」など。
「奈良六大寺大観」「大和古寺大観」「日本の塔」等に収載されている作品の写真原板(5×7、4×5、6×6、35 ミリ)等 約30,000 枚。写真展に使用したプリントおよび資料プリント約5,000 枚の寄贈を受けました。
保存センターでは、昨年の「原爆展」に続く第2 弾として、「渡辺義雄写真展」を、10 月にポートレートギャラリーで、11 月に大阪ニコンサロンで開催することにしました。
写真展:「渡辺義雄の眼 伊勢神宮・イタリア・モスクワ」
主催:公益社団法人日本写真家協会「日本写真保存センター」
一般社団法人日本写真文化協会(東京展)
協賛:(株)ニコン、(株)ニコンイメージングジャパン、一般社団法人日本写真著作権協会
協力:日本大学藝術学部
会期・会場:2016年10月27日(木)~11月9日(水) 東京四谷・ポートレートギャラリー
2016年11月24日(木)~30 日(水) 大阪ニコンサロン(大阪ニコンプラザ内)
展示作品:1953 年撮影の「伊勢神宮」、1956 年撮影の「イタリア」「モスクワ」から寄贈を受けた写真原板から新たにプリントしたモノクロ作品約55 点で構成
伊勢神宮 内宮正殿の棟 1953年
「伊勢神宮」はわが国で初めて式年遷宮直前に御垣内で撮影されたモノクローム作品。
地面の白玉石がレフ板の役割を果たし、直射日光を受けた建物全体の素木の柱や千木、堅魚木の飾り金具が光り輝いて荘厳な建築美を醸し出している。
第二次大戦が終わって復興が進んでいた「イタリア」、途上にある「モスクワ」を訪れ、西欧の文化や人々の暮らしぶりに対して、日本人の営みの差異を素朴に感じ取り、生きることへの逞しさに驚きの眼差しを向けている。
渡辺の社会情勢を見る眼の鋭さが短期間のスナップでありながら的確に表されている。
時代を透視した味のある作品群である。
モスクワ 家族で旅に出る 1956年
日本の建築写真家の草分けとして、「伊勢神宮」の式年遷宮を3回、40年に亘って撮影した。
昭和45年、「奈良六大寺大観」全12巻の一部に関わる。60年間の永きに亘って写真家として活躍するとともに写真家の社会的地位の向上、写真著作権の死後起算50年の法改正に尽力。また、写真美術館の設立運動にも力をそそぎ、東京都写真美術館の初代館長にも就任した。それらの功績により、写真家として初の文化功労者に叙せられた。大学での写真教育にも取り組み、多くの次世代を担う写真家を育成した。
明治40年(1907) 新潟県三条町(現、三条市)に生まれる。
昭和3年(1928) 東京写真専門学校(現、東京工芸大学)卒業。
昭和8年(1933) 「お茶の水駅」をフォトタイムス1月号に発表、出世作となる。
昭和9年(1934) (財)国際文化振興会に参加、日本の文化、実状を海外に紹介する。
木村伊兵衛と共に名取洋之助による日本工房に参加。
昭和25年(1950) 日本写真家協会(JPS)の創立に参加。
昭和28年(1953) 伊勢神宮の第59回式年遷宮に際し、初めて御垣内の撮影を行う。
昭和33年(1958) 芸術選奨文部大臣賞受賞。
昭和34年(1959) 日本写真家協会会長となる。
昭和40年(1965) 全日本写真著作者同盟結成、委員長となる。
昭和46年(1971) 日本写真著作権協会設立、会長となる。
イタリア フィレンツェ ダビデ像 1956年
昭和47年(1972) 紫綬褒章受章
昭和49年(1974) 毎日芸術賞受賞。
昭和53年(1978) 勲三等瑞宝章受章。
昭和55年(1980) 日本大学名誉教授となる。
昭和56年(1981) 日本写真家協会名誉会長となる。(会長在任期間23年)
昭和61年(1986) 日本建築学会文化賞受賞。
平成2年(1990)第6回東京都文化賞受賞。東京都写真美術館初代館長となる。
写真家として初めて文化功労者に叙せられる。
三条市名誉市民に推挙される。
平成5年(1993) 第61回式年遷宮撮影。
平成9年(1997) 東京都写真美術館名誉館長となる。
「伊勢神宮」、「奈良六大寺大観」、「桂離宮」、「東宮御所」、「迎賓館」、「宮殿」、他多数。
公益社団法人日本写真家協会 担当・松本徳彦(JPS 副会長)
102-0082 東京都千代田区一番町25 JCII ビル303
電話 03-3265-7451 FAX 03-3265-7460
6月16日(木)日本写真保存センターでは、収集した写真原板のうち、調査が完了したものを
淵野辺にある相模原フィルムセンターに収蔵しました。
今回は9回目の収蔵で、内訳は以下の通りです。
写真原板収蔵本数:1,283本
内訳
写真家 朝倉隆 230本
ブリストル.ホレス 750本
永田一脩 303本
次回の写真原板収蔵は10月に予定しています。
★終了しました。
昨年8月、今年2月に引き続き、「知っていますか…ヒロシマ・ナガサキの原子爆弾」展をJPS展 関西展特別企画として京都市美術館にて開催いたします。
広島・長崎に原子爆弾が投下され、甚大な被害を被ってから70年が経ちました。一瞬に焼き尽くされた焦土のなかでも、写真家は凄惨な状況を冷徹にカメラで捉え、実相を後世に伝えてくれました。本展は、被爆直後の凄惨な状況をとらえた60点の写真で構成しました。写真のもつ記録の重みを実感します。戦争を知らない世代が増えたいま、知ってほしいのです。ぜひご覧ください。
会期:2016年7月19日(火)~24日(日) 開館時間9:00~17:00
会場:京都市美術館 別館(岡崎公園内) 1階
住所:〒606-8342 京都府京都市 左京区岡崎最勝寺町13
電話:075-762-4671
主催:公益社団法人 日本写真家協会 日本写真保存センター
助成:公益社団法人 倶進会
入場料:一般(700円) 大学生(400円) 高校生以下(無料)
(2016 JPS展の入場券をお持ちの方は無料です。)
「文化関係資料のアーカイブの構築に関する調査研究」を、資料ダウンロードページに追加いたしました。
平成27年度の調査研究実績について詳しくご覧いただけます。
以下、資料ダウンロードページよりご覧ください。
★終了しました
歴史、芸術、民族、産業、自然科学等に関する文化資料は、我が国の歴史や文化を理解するために欠くことのできない貴重な資料であると同時に、将来の芸術文化の発展の基礎を成すものです。これら歴史的・文化的価値のある貴重な資料の散逸・消失を防ぎ、保存と利活用を図るためには、文化資料アーカイブの構築・整備が有効な手段となります。
このたび、文化庁では、将来的に文化資料のアーカイブに取り組みたい方や、現在取り組んでいる方、興味を持っている方を応援するためのシンポジウムを開催します。本シンポジウムを通じて文化関係資料をアーカイブすることの重要性と、これからアーカイブを構築するための具体的な取組事例を紹介します。
■東京会場
日時:平成28年3月24日(木) 13:30~17:30(開場13:00)
場所:コクヨホール 東京都港区港南1-8-35
■金沢会場
日時:平成28年3月26日(土)13:00~17:00(開場12:30)
場所:金沢工業大学 6号館 SAKAI MEMORIAL HALL 石川県野々市市扇が丘7-1
■開催プログラム
[東京会場] 開会挨拶 加藤 敬(文化庁文化部芸術文化課長)基調講演 「博物館から見る文化資料アーカイブ」
田良島 哲(東京国立博物館 博物館情報課長)
事例報告①「文化庁アーカイブ中核拠点形成モデル事業について」
並木誠士(京都工芸繊維大学美術工芸資料館館長)
小野寺玲子(武蔵野美術館・図書館 美術チーム チームリーダー)
事例報告②「写真原板アーカイブ構築の方法―写真フィルムの保存とデータベース化」
中川 裕美(公益社団法人日本写真家協会日本写真保存センター調査主任)
事例報告③「立命館大学アート・リサーチセンターのデジタル・アーカイブ活動」
金子 貴昭(立命館大学衣笠総合研究機構(アート・リサーチセンター)准教授)
事例報告④「黎明期から成長期へとシフトするための3つの改革」
土屋 紳一(早稲田大学演劇博物館 デジタルアーカイブ室・写真室)
対談
川口 雅子(国立西洋美術館 学芸課情報資料室長)
生貝 直人(東京大学附属図書館新図書館計画推進室・大学院情報学環 特任講師 東京藝術大学総合芸術アーカイブセンター 特別研究員)
ポスターセッション・交流会
[金沢会場]
開会挨拶 小林 正浩(文化庁文化部芸術文化課課長補佐)
基調講演 「文化資料アーカイブとは~知の保存と活用~」
竺 覚曉 (金沢工業大学教授、同ライブラリーセンター館長、同建築アーカイヴス研究所長)
事例報告①「「見えないもの」のアーカイブ …サビに隠された素顔に迫る…」
村上 隆(京都美術工芸大学教授、高岡市美術館館長)
事例報告②「写真原板アーカイブ構築の方法―写真フィルムの保存とデータベース化」
中川 裕美(公益社団法人日本写真家協会日本写真保存センター調査主任)
事例報告③「立命館大学アート・リサーチセンターのデジタル・アーカイブ活動」
金子 貴昭(立命館大学衣笠総合研究機構(アート・リサーチセンター)准教授)
事例報告④「黎明期から成長期へとシフトするための3つの改革」
土屋 紳一(早稲田大学演劇博物館 デジタルアーカイブ室・写真室)
対談
竺 覚曉 (金沢工業大学教授、同ライブラリーセンター館長、同建築アーカイヴス研究所長)
桂 英史(東京藝術大学大学院映像研究科 教授)
ポスターセッション・交流会
1945年8月、広島・長崎に原子爆弾が投下され、一瞬で数十万人が被爆しました。被爆直後を撮影した松重美人、山端庸介らの写真60点で構成し、「原爆とは何か」「原子雲の下でどんなことが起こっていたのか」をご覧いただきます。その他ギャラリーBでは、「小学生がとらえた―わたしが見つけた世界」展、 ギャラリーCでは、「日本写真保存センターの活動」を紹介します。
日時 : 2016年2月25日(木)〜2月28日(日)11:00~19:00 最終日 18:00 入場無料
場所 : みなとみらいギャラリー
展示写真家
松重美人、山端庸介、深田敏夫、岸田貢宜、尾糠政美、川原四儀、宮浦
甫、菊池俊吉、林重男、田子恒男、佐々木雄一郎。
街で撮影していて気になるのが「肖像権」のことです。さまざまな状況のもとで、人物を写すとき、許諾をどのようにしてとるか。発表する、コンテストに応募する、WEBページに掲載するには、どんなことに気をつけなくてはならないかを、Q&Aで解説します。
講師:松本徳彦 (公益社団法人 日本写真家協会 副会長)
2月27日(土)13:30~15:30 パシフィコ横浜・会議センター301-302(当初発表の部屋から変更になりました)
入場無料 事前登録制 定員:144名
登録はこちらから(CP+公式サイト)
http://www.cpplus.jp/seminar/exhibit.shtml